無真獣の巣穴

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デイルズエルフについての情報、個人的見解あれこれ~その1~


この記事は旧ブログからの再掲です。


ここにあるのはデイルズエルフについての雑多な情報です。よりよいデイルズエルフRPを目指す方の役に立てれば。
うろ覚えの箇所も多く、すべての会話、コーデックスを確認したわけではないので、正確性は保証出来ません。基本的にネタバレはありませんが、軽微なネタバレを含む可能性はあります。気になるのであれば、おすすめしません。


【部族名と姓】


DA:Iにおいては部族*1の名前がはっきり出てくる。デイルズ審問官の出身はラヴェラン部族となっている。そのためか、主人公の名字もラヴェランである。
DA:OやDA2に登場する部族の名前が出てくることはなかったと思うが、DA:Oの主人公の名字がマハリエルであるところを見ると、伝承者マレサリ率いる部族の名前がマハリエルなのかもしれない。
ただ、部族内にも氏族のような概念があるのかもしれないし、どうやって姓を決めているのかは何とも言えない。
他にはララフェリンという名の部族があり(現存するかは不明)、そこの伝承者が書いた書物を各地で読むことができる。
(追記)DA2のコーデックスを確認したところ、メリルの出身はネヴァラのアレリオン部族で、子供の頃にセイバー部族に引き渡されてマレサリの弟子になったとある。このことから、マレサリの部族はセイバー部族という名前である可能性が高い。DA:O主人公の名字であるマハリエルは他部族の名前であるか(母親が他部族の出身であると記憶している)、やはり名字に別の法則があるのかもしれない。

 

【デイルズエルフとハラ】


デイルズエルフはハラと呼ばれる白い鹿のような生き物を神聖視している。ハラに関する神話も語られている。かつてエルフたちはハラに乗り戦ったと言われているが、現在ハラに乗ることはほとんどないように思われる。
デイルズがキャンプを移動するとき、アラベルという車輪と帆のついた乗り物を使うのだが、ハラたちがそれを引いているようだ。ハラを使う(この表現は正しくないかもしれない)のはほぼこの移動時のみと見られる。
しばしば強調されるのが、ハラは家畜ではないということである。ハラは友であり、望んでエルフたちに手を貸すというようなことが語られる。実際のところハラとどの程度意思の疎通ができるのかは不明である(普通の獣に接するのと変わらないように見える)。

 

【役割分担】


デイルズの部族内ではそれぞれに役割が当てられている。部族の指導役である伝承者、古老、語り部、狩人、職人、癒し手、ハラの守り手など。どうやって役割を決めるのかは不明だが、ドワーフほど生まれによって固定された階級ではないようだし、クナリほど資質にこだわるわけでもないようだ。
伝承者は魔道士であり、師弟制であることがはっきりしている。その他の役割でも弟子をとっている様子が見られる。
DA:Iにおいては密偵として主人公を会議に送り込んでいるが、人間の集落や山賊の集団などが近くにあった場合を考えると、狩人などを密偵として送り込むことは割とあるのかもしれない。人間の会議に興味を持つのはかなり珍しいことだと思われるが。

 

【婚姻と性的関心、血縁関係】


夫婦の存在が確認されているため、デイルズにも結婚かそれに似た概念があると思われる。そしておそらく一夫一妻制である。狩人として一人前にならなければ一緒になることはできない…という描写があるので、好きに相手を選んで結婚できるほど自由ではないらしい。狩人であれば狩人同士といった制限が存在するかは不明。
また、伝承者が他部族のデイルズと結婚しようとして反対されたという話もあった。魔道士の数を抑えなければならないという事情があるとすれば、魔道士である伝承者が結婚することについては他の者より厳しいかもしれない。などと思ったが、伝承者ザスリアンには子がいたはずなので、そうでもないのかもしれない。これも部族によって随分変わってくるだろう。

デイルズにおいて同性指向がタブー視されることはないように思われる。少なくとも、そのような描写はない。自分はまだ確認していないが、少し変わっていると見られたりするという情報はある。ちなみにセダス全域において、同性指向が問題になるのはテヴィンターの貴族階級のみであるらしい。デイルズエルフは数の少ない種族なので、子供をもうけるべしという圧力はある程度存在するかもしれない。

最も問題になるのは人間と性的関係を持つことであるのは間違いない。歴史的経緯により、基本的にデイルズは人間に警戒心を抱いている。その上、エルフは今や数の少ない種族であり、エルフと人間の間に生まれた者はエルフ特有の耳を持たず、外見上人間と変わらないのである(そもそも人間とエルフの種族的な違いは耳の形くらいだと言うことも出来そうだが。DA2においてはかなり人間とは違った容姿で描かれている。それでも、ドワーフやクナリと比較すると人間との差は小さいように見える)。
エルフと人間との子(外見上は人間)であってもデイルズの仲間として伝承者が部族に引き入れた例もあるが、何の問題もなく部族内で受け入れられた、というわけにはいかなかったようである。

彼らはエルフという種族の血を何よりも重視するが、人間ほどには血縁関係を重視していないように見える。これは数の少なさゆえかもしれない。ただし、ブラッドマジックに手を染めた者の血縁者が仲間から疑いの目を向けられるという例があるので、その程度には血の繋がりも重視されているようだ。
家系の概念はあるようだが正確性は不明。おそらく古いものは既に失われていると思われる。今日のデイルズエルフとして放浪生活を始めてからの記録は残っている可能性があるが、失われる機会も多いと考えられる(ララフェリン部族の伝承者の語りのように、ある程度の情報が人間社会の書物として出版されている可能性はある。伝承者に何がどれほど伝わっているかは不明な点が多く、それは伝承者以外のデイルズエルフたちにとっても同様だろう)。

デイルズの子育てについてはほとんど情報がない。定期的に移動しながらの子育ては苦労が多そうではあるが、相互に協力の上成り立っていると思われる。移動の時期は伝承者が決めるため、出産や病気などの事情があればある程度考慮すると考えられる。
DA:Oの伝承者ザスリアンの部族も、病気が流行ったために移動できずにいた。少数であればまた対応は違うのかもしれない。部族の方針の差やそのときの食糧事情、天候、季節などによっては、移動できない者が切り捨てられることもありうるのではないか。
子供たちの教育係はおそらく語り部が担っている。子供たちを一ヶ所に集めて物語や歴史を語っている様子を見ることができる。ある程度成長したら、それぞれなるべき職業の見習いになると考えられる。

 

 


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この記事はDragon Age: Inquisitionプレイ中にまとめられたものであり、十分な情報を得ないまま書かれたものです。また、再掲にあたって一部を加筆修正しました。

 

 

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*1:部族という表現は差別的なニュアンスがあり、昨今使用を控えられている印象のある単語だが、適当な単語が見つからず、また作中においての日本語訳も「部族」となっているため、ちょっと悩んだのだが、ここではそのまま使うことにした。物語の世界観としても人間社会は明らかにデイルズエルフに対して差別的な見方をしているので、「部族」は適当であると思う。