無真獣の巣穴

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デイルズエルフについての情報、個人的見解あれこれ~その2~

この記事は旧ブログからの再掲です。


ここにあるのはデイルズエルフについての雑多な情報です。よりよいデイルズエルフRPを目指す方の役に立てれば。
うろ覚えの箇所も多く、すべての会話、コーデックスを確認したわけではないので、正確性は保証出来ません。基本的にネタバレはありませんが、軽微なネタバレを含む可能性はあります。気になるのであれば、おすすめしません。

ここに書いてあるようなことを一切気にせずとも、デイルズ審問官は問題なくやれますので、あまり気にする必要はありません。

 

【人間との関わり】


デイルズエルフは人間社会から距離をおいてはいるが、おそらく多くの部族が多少なりとも交易などのために人間と関わりを持っている。中には閉鎖的な部族もあるだろうが、人間とまったく関わりを持たないのであれば、生活はかなり厳しいものとなるだろう。

人間の町で店を回れば、デイルズ製の道具が流通しているのを見ることが出来る。それが本物かどうか、どこから入手したものであるかは定かではないが。また、シリーズを通してハラをかたどった置物などが貴重品として手に入ることは多い。おそらくデイルズ製の工芸品だと思われる。実用性だけでなく、デイルズの装飾を好む人間も一定数いると考えられる。デイルズの装飾を真似て作品を作る職人もある程度いるのではないか(ガラスのハラなど。もちろん、デイルズがガラスの加工技術を持っている可能性もある)。

人間との交流がある程度あるとは言っても、誰もが人間と接触できるわけではなく、部族の中から選ばれた少数だけが人間と取引などを行う。おそらく交渉人と護衛で数人、資金や品物を持って人間の町へ行くのだろう。
このようなことをふまえると、語って聞かせるだけではなく、読み書きや計算などの教育もされていると考えられる。デイルズ主人公が読み書きができないという描写はこれまで目にしていない(古代のエルフの文字や言葉も一部教育されているようだが、現在ではほとんど失われているため、少ししか読めない、分からないという描写は多い)。
デイルズに書物はない、というような話がDA:Oにおいて語られていたと記憶している。デイルズによるデイルズのための書物はないかもしれないが、おそらく人間の書物が使われているだろう。また、書物とはいえなくとも、記録程度の書類はあるはずである。ちなみに、デイルズによるデイルズの物語を記そうという小さな歩みが、Awakeningにおいて見られる。

デイルズは今でこそ人間社会から離れて暮らしているが、古代の文化は放浪生活を始めるずっと以前に失われており、長い間人間の奴隷であった。現在の彼らが人間の言葉と文字を使うのは、利便性の問題ではなく、おそらくそれしか持っていなかったためである。だからこそ彼らは自分たちの文化を取り戻そうとしている。デイルズエルフとは、失われたエルフの文化を取り戻す活動でもあるのだ。

 

【人間から見たデイルズエルフ】


人間社会から見て、デイルズエルフとはどんな存在だろうか。
多くの人間たちにとって、デイルズは森に住む恐ろしい集団である。人間を狩り、子供をさらうなどといった噂が飛び交っている(この噂はデイルズ自身が部族を守るために自ら広めているという側面もある)。記憶が曖昧だが、顔の刺青を見ると石になるなどというデマも存在する。だからこそ、DA:Oで描かれている第5次ブライト時にデイルズエルフたちが援軍を出したことは、衝撃的なことだっただろう。

悪評は人間を部族から遠ざけるが、人間と交流を持つ部族であればあまりいいことではないだろう。山賊などと同一視されれば、人間たちから討伐される危険もある。
伝承者マレサリの部族では、無闇に人間を傷つけないよう指導していたようである。それでも、若いデイルズたちが迷い込んだ人間を殺してしまうことはあるようだが(プレイヤーの選択次第)。

人間社会においてエルフは低く見られており、非道な扱いを受けたり、起こった問題の原因がエルフにあるという責任転嫁をされることもある。
DA:Oではデネリムのシティエルフの間で病が流行っていたが、治療を装った人身売買などが行われ、異民族地区を隔離する以外の公的対策は行われていなかったようである。エルフが売られていく先とは大抵、テヴィンター帝国である(その他の国では表向き人身売買や奴隷制が禁じられている)。
DA:Iではシティエルフにとどまらず、謎の病の原因としてデイルズエルフの部族に疑いが向けられ、無関係であるにも関わらず、人間たちがデイルズの部族をひとつ全滅に追いやる展開がある(作戦を誰に任せるかで回避可能とのこと)。
エルフは人間にとってもっとも身近な異民族であり、切り捨てやすく、なにかと責任転嫁しやすい存在であると思われる。何か問題が起きれば身近なよそ者のせい、というよくある心理である。

ちなみに、サークル・オブ・メジャイにおいては、エルフも人間も扱いに大差はないようである。

 

【デイルズエルフの暮らしと歴史への関心】


デイルズエルフたちは古代エルフの遺跡、遺物など情報を集めて次世代に伝え、再びエルフの文明が復活する時に備えている、とされる。
伝承者や語り部は基本的にそのような意識が高いが、他の民もそうかというと、実際のところどうやらそうではない様子がうかがえる。皆が皆歴史に関心を持っているわけではないし、教育されているとはいえ歴史に興味を持たないデイルズも一定数いるのは当然である。
DA:Oのデイルズ主人公が語り部に歴史を聞きに行くと珍しがられ、DA:Iのデイルズ審問官はエルフの神々についてあまり詳しくないような言動が見られる(そういえば祈っているのを見たことがある、程度)。一方でDA2のメリルは伝承などに詳しい(伝承者の弟子なので当然ではある)。

デイルズの放浪生活において農耕は不可能であり、ハラとの共存は牧畜とは異なるものである(飢饉のとき、ハラがどうなるか分からないが)。人間との交易が多少あるとはいえ、森の中での採取・狩猟を主とした生活が過酷なものであることは間違いなく、大半の民は古代の栄光がどうであるかなど、あまり気にかける余裕はないのではないか。過去の悲劇、デイルズエルフとしての使命を幼い頃から教え込まれていたとしても、だ。

DA:Oにおいて、デイルズ主人公の親友であるタムレンあたりが言っていたと思うのだが、再びエルフが土地を得て文明を復興するとして、「移動しない生活は考えられない」という考え方は、実は一般的なものではないだろうか。
エルフが放浪の民になってから既に700年以上が経過しており、古い文化や生活様式はほぼ完全に失われている。もはやデイルズエルフとして築いてきた放浪生活こそが、伝統的なエルフの暮らしであるというアイデンティティを持っている者たちが、一定数いてもおかしくないのではなかろうか。

人間が衰退するかはともかく、実際にエルフの国家が再びできた時、しばらくの間は適応できず放浪生活を続ける者が出るのは間違いない。古代の文化を復活させようとするエルフたちは、そのような者たちをどうするだろうか。また、理想とはまったく違う歴史の真実に直面したとき、彼らはどうするだろうか。さらに、シティエルフとの間にも確執がある。人間として人間社会に生きるエルフとの溝は深い。ここに、新たな波乱の芽が潜んでいる。

 

 

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この記事はDragon Age: Inquisitionプレイ中にまとめられたものであり、十分な情報を得ないまま書かれたものです。また、再掲にあたって一部を加筆修正しました。

これらは自分のプレイ時点での推測であり、さらにうろ覚えの箇所、間違いなどが多くあると思われます。くれぐれも鵜呑みにしないように。

 

 

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