無真獣の巣穴

らくがきとかゲームとかなんかそんなん。

Dragon Age Inquisition プレイ記録(13) 本編クリア

DLC「ハコンの顎」クリア後、同じくDLC「地底世界」で地底回廊を探索、その後しばらくはやり残していたクエストを少しずつやったり何となくぶらぶらしたりなどしていた。さすがにそろそろやることがなく、名残惜しいがメインクエストを最後まで進めることにした。
Originsでモリガンの最後の提案を断った*1ため、今回はモリガンに子供がいない。今までこのパターンでInquisitionをプレイしたことはなく、子供がいない場合の展開を見るのは今回が初めてだった。大筋としてはあまり変わらないのだが、ロケーションが違うので割と新鮮に感じた。この作品のさらに後のことを考えると、アーチデーモンの魂を宿した存在がいるかいないかが物語の展開に深く関わっていくのかもしれない。シリーズ最新作「Dragon Age: Dreadwolf」でどう反映されるか気になるところだ。

 

スクリーンショット。森の中に立つモリガンと審問官。「色々考えてみると、 あなたが泉の水を飲んでいれば良かったと思うわ、 審問官」というセリフが表示されている。↑真実を知り、泉の水を飲んだことをちょっと後悔しているモリガンモリガンに子供がいない場合に訪れる「ミサールの祭壇」は緑に囲まれていて大変美しい。

ちなみにこれまでのプレイで「審問官が泉の水を飲む」のを選択したこともまだない。あのクエストでの審問官の台詞はどうも不自然になりやすく、モリガンを引き止めようとすると「強大な力を手に入れるのは自分だ」的な欲深発言が飛び出してしまったりする。どの選択肢でどんな台詞が出てくるのか読みきれないのがこの作品のちょっとやりづらいところだ。 前のプレイでは「手に入るのが危険な力であるからこそ、他人には任せられない、責任もって自分が飲む」というロールプレイをしようとしていた気がするが、出てくる台詞がどうも合わずやり直して結局飲むのをやめたのだった。

 

スクリーンショット。語るフレメス。「意志に反して、魂が強制されることは無いんだよ、 モリガン。 私の脅威なんてものは、最初からなかったんだ」というセリフが表示されている。↑「私の脅威なんてものは最初からなかった」と意味深に語るフレメス。

Originsでモリガンが知ったことは事実ではなかったのか?泉の水で得た力は飲んだものの意志に反することはないのか?分からないことが多い。
まあ、何にしても今回の審問官アトリアさんは泉の水など飲まないだろう。泉の水を飲むことで何らかの強大な存在と繋がりを持ってしまうことは、わざわざ飲まずともセンチネルの話を聞くだけで明らかだった。自由な人生を求める魔道士としては好ましくない副作用に違いない。審問官という役割に縛り付けられているだけでも内心うんざりしているはずだ。また身体的なリスクも好まないだろう。自身の身体を常に良好な状態に保っておきたいと考えているため、どんな影響が出るか分からないものを安易に口に入れることはなさそうだ。好奇心旺盛だが、自分のリスクにも敏感なのだ。

さて、なんだかんだ長らくコリーフィウスの居所をつかめないままだった*2ところに、あちらの方から天の亀裂にアクセスしようとしたことで居場所がはっきりする。ということで、決戦の場は始まりの場所、聖灰の神殿だ。

スクリーンショット。凛々しい表情をした審問官。「ここではっきりと証明してやろう。 どちらが神に相応しいかを」というコリーフィウスのセリフが表示されている。それに対しての選択肢として 神は信じない 私が止める 何も証明するつもりは無い 喋り過ぎだ という4つの選択肢が示されており、神は信じないが選択されている。

↑どちらが神にふさわしいかを証明しようとするコリーフィウスに対し「神を信じない」アトリアさん。現実で言うところの無神論者というより、神のような存在が実際にいたところでそれを崇める気も従う気もない、という感じだろう。*3

最終パーティはカサンドラ、アイアン・ブル、ヴァリックにした。人選はそんなに悩まず、カサンドラヴァリックはコリーフィウスとの因縁の深さで選んだ。アイアン・ブルはもちろん、無二の相棒だからだ。なお、因縁の深さといえば圧倒的にソラスなのだが......あの場の全員、知る由もない。
DLCを先に終わらせていたためにかなりレベルが高く、高難易度設定でもない上に審問官が魔導騎士なので、特に苦戦することもなく、一度ブルが倒れたくらいで補給もせずにあっさり戦いは終わった。戦略的なものはこれといって何もない。

 

スクリーンショット。微笑む審問官。「凄いな、 誰も死んでないぞ。 見事だった、カダン」というセリフが表示されている。↑アイアン・ブルに死人を出さなかったことを「見事だった、カダン」と称えられて微笑むアトリアさん。


魔導騎士はうまく立ち回れば見事なほどに打たれ強く、攻撃力も高いので正直1人で突っ込んでも勝てそうだった。Originsの魔法戦士も凄まじい強さを誇ったが、こちらもかなりのものだ。 一方で両手持ち武器の戦士はどうも打たれ弱く、少々扱いづらかった。アイアン・ブルを見た目通りの屈強な戦士として扱いきれないままメインクエストの終わりを迎えてしまって、少し残念だ。まだ最後のDLCがあるのだが。次プレイするなら審問官を両手持ちの戦士にするとむしろ工夫のしがいがあって面白いかもしれない。

スクリーンショット。仲間と食事を囲み酒を飲むアイアン・ブルと、そばにたたずむ審問官。「もうそれも終わり、 何も指令は無い。 生まれて初めて、行きたいところに行ける」というセリフが表示されている。↑「生まれて初めて、行きたいところに行ける」と語るアイアン・ブル。解放されたのか、審問官に新たに縛られたのか。

 

スクリーンショット。カサンドラと審問官。「お前は神を信じていなかったが、 皆にとても大きな意味を持つようになった」というセリフが表示されている。↑信仰を持たない審問官がそれでも皆にとって大きな意味のある存在になったことを称えるカサンドラ

審問会にとって信仰はかなり重要な要素だったため、アトリアさんが信仰心を持たずそれでも審問官としてあり続けたことはカサンドラにとって意外なことだったかもしれない。しかしDLCで分かるように、かつての審問会の審問官もアンドラステや創造主への信仰心を深く持ってはいなかったはずだ。これらの事実は彼女の考え方に大きな影響をもたらしただろう。これからも信仰を捨てることはないだろうが、自らの過ちを振り返って正せる人物であり、個人的に非常に好きなキャラクターだ。

 

宴の後は私室にて、ロマンス相手であるアイアン・ブルと一緒にエンディングを迎えるわけだが、なんだかんだ審問官を褒めたたえながら、その首にずっとキスマークついたままであったのをブルが指摘し、審問官が「YOU ASS!」と叫んで終わるという、なんともロマンティックさのない終わり方となった。実際ついてることに気づいていなかったのか、実はブルの冗談だったのかはわからないが、非常にアイアン・ブルとの関係にふさわしい掛け合いで、我がアトリアさんのキャラクターらしくもあり*4、自分は満足したのだった。

 


 

実はこの記事は半年以上前に書かれたものだ。9割ほど書き上げておきながらずっと投稿していなかった理由は色々あっただろうが、正直何だったのかすっかり忘れた。何かもっと書きたいことがあったのかもしれない。

今回のDA:Iのプレイの目標が「プレイ記録を最後までつける」だったため、プレイ記録を投稿してからでないと先に進めないという気持ちがあり、また生活の上で大変なことが色々重なった*5こともあって、この数ヶ月ほとんどプレイしていない。たまに散歩がてらぶらぶらプレイしていることはある。

とりあえず書き上げたのでこれでやっと最後までプレイを進められそうだ。といっても、残っているのはDLC「招かれざる客」のみだが。まあ、他にも細かいクエストは色々残っているのだが、バグって進まないものばかりで悔しい。

*1:Originsで作った主人公ナインローリンは無階級民のドワーフであり、ゴミのように扱われたり道具のように扱われたりする人生だった。そのため、なんらかの目的に利用するために子をもうけることには手を貸したくなかった。誰かの都合のための人生、本人が望んだわけでもない何かの目的のための命、ということが耐えられなかった...というつもりで提案を断った。さらに言えば世の中に絶望しきっていて、生きることに執着がなく、自分の死をあっさり受け入れてしまった。最初からこの選択のために作ったキャラクターだったが、やっぱり死ぬのは悲しかった。ちなみにアリスターに恋愛的な好意は1ミリもなかったと思う。

*2:長かった。中の人が長らくゲームのプレイを中断していたり、DLCに専念していたりしていたため、コリーフィウスの存在が記憶から遠ざかってしまった。本当に長かった。

*3:関係ない話だが、中の人は英語を勉強中であり、字幕を見なくてもコリーフィウスの英語がそこそこ理解できるようになっていて嬉しかった。ゲームの台詞、映画やドラマより分かりやすい。

*4:ロマンティックなムードを大事にするような感情は持ち合わせていない。

*5:前にブログに書いたが、Covid-19に感染したりしていた。あとこの半年で家族が2人救急搬送されたりもした。自宅の床が抜けそうになりそこそこの範囲の工事もしたし。人生、色々ある。